『総理大臣の通訳が教える、日本人に一番なじむ外国語 スペイン語のすすめ』(坪田充史 著)
総理大臣の通訳が教える,日本人に一番なじむ外国語 スペイン語のすすめ
- 作者:坪田 充史
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2018/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
再読。前回読んだのはまだスペイン語の勉強を始める前だったけど、
訓練を受けて1か月がたったいま読み返してみると、この本に書いてあることはもう全て頭に入ってて、
一時間ぐらいで全部をサラッと読みかえせるようになったよね。
まあそもそもこの本は、タイトルが『スペイン語のすすめ』となっている通り、
スペイン語の文法書でもなければ、上達させることを目的としたものではなくって、
スペイン語がどれだけ役に立つ言語で、かつ、日本人にとってどれだけ学びやすい言語であるかということを
科学的な根拠に基に、定性・定量両方の観点から解説することで、学習者の心理的障壁を取り除き、
たとえば、日本人っているのは長い期間英語を勉強しているにも関わらず、全然英語を話せるようにならないわけじゃん?
そのせいで多くの日本人は、外国語に対して拒絶反応を起こしてしまっているわけだけども、
実は、日本人にとって英語は特別難しい言語で、逆にスペイン語は日本人が最も容易に習得することができる言語であることが、
科学的に証明されているから(聴覚・心理・音声学国際協会会長アルフレッド・トマティス「言語のパスバンド」)、
恐れることはないんだぜって。そういうお話。
だからこの本は、どちらかと言えばこれからスペイン語を始める人向けだと思うんだけど、
スペイン語に自信をなくしていたり、行き詰っている人にとってもいいと思います。