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サル&アイゼンハートの「シンプル・ルール戦略」を用いた自己啓発本的『SIMPLE RULES』


いまから約4年前、僕が経営修士の研究論文(修論)で用いた理論の1つが、
ドナルド・サルとキャスリン・アイゼンハートの『シンプル・ルール戦略』。
(もう1つの理論は、バートの『構想的空隙の理論』)


サルとアイゼンハートは
2001年にシンプル・ルールの1本目の論文「Stratergy as Simple Rules」を、
2013年に2本目の論文「Simple Rules for a Complex」を発表したんだけど、

僕が研究論文を執筆してた頃は、「シンプル・ルール戦略」に関する書籍は
まだ1冊も出版されてなかったんだよね。


だから、本書『SIMPLE RULES』を本屋で見つけた時は、
もういまさら読まなくてもいいんだけどな、と思いながらも、
義務感的な感情にかられて、買ってしまったわけなんだけど、

内容的には、一般ウケする自己啓発本にデフォルメされてしまっている感じかな。


というのも、「シンプル・ルール戦略」にはほぼ必ずと言ってもいいほど、
枕詞がつくんだよね。


複雑な市場環境を生き抜く「シンプル・ルール戦略」とか、
複雑な時代の「シンプル・ルール」っていうふうに。


だから、それが「シンプル・ルール戦略」のキーワードでもあるんだけど、
本書ではそのことについてほとんど触れられてないんだよね。


ただ分かりやすい簡単なルールを作れば何事もうまく行くよ。みたいな感じで。


ちなみに僕が修論で用いた理論は、5章の部分かな。


そういえば、せっかく苦労して書いた研究論文も寝かしておくのはもったいないから、
今度ブログに掲載しようかなーなんて思ったり。著作権は僕にあるはずだから。


とりあえず、口頭試問用に作ったPPTをほんの少しだけ紹介しておこう。


それにしても懐かしいな。
いまではカルロス・ゴーンもあんなふうになっちゃったし。。。

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