60日間で メキシコ人と西語で対等に仕事ができるようになるためのスペイン語学習 LECCIÓN45『古事記 de español』③
Buenas tardes. ¿Como estas?
今日3回目の狂犬病のワクチンを摂取したんだけど、早速調子が芳しくない。
1回目の摂取では翌日猛烈に体がダルくなって、2回目の摂取の翌日には37.9度の熱を出し、3回目の今回は摂取した2時間後に早々と倦怠感と猛烈な眠気に襲われている。。。
どんどん体の反応スピードが速くなってきている気がするなあ。
少し寝たこともあって、いまはestado normalなのでVamos a 『古事記 de español』。
Había un árbol del melocotón a la salida del país de Yomi.
Izanagi tomo unos melocotones y los arrojo a unos dioses del trueno . Como resultado, ellos desaparecieron.
黄泉の国の出口には桃の木があった。イザナギは桃を取り雷神に投げつけた。すると、雷神は消えていなくなった。
(補足)スペイン語ではだいぶ端折って書きましたが、イザナギはヨモツシコメ等から逃げる途中でいろんなものを生み出します。まず、イザナギの頭につけていた黒い木の弦で作った輪をヨモツシコメに投げつけると、そこから山ブドウの木が生えます。
また、頭に付けていた櫛の歯を折って投げつけると、そこからタケノコが生えてきます。食べ物が生まれるたびにヨモツシコメは追いかけることそっちのけで、食べることに夢中になってしまうので、イザナミは「ヨモツシコメは使えない」ってことで、雷神率いる1,500の軍勢にイザナギを追わせます。
イザナギは1,500の軍勢からなんとか逃げ切り、黄泉の国の出口(黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ))に辿り着きます。そしてそこに生えていた桃の木から桃の実を取って、雷神たちに投げつけます。すると1,500の化け物たちは消えてなくなったのでした。
イザナミは自らイザナギを追って黄泉比良坂の下まで来ます。しかしイザナギは黄泉比良坂を大きな石で塞ぎ、その岩越しにイザナミに「離婚しよう」と言いました。愛する人からそのような仕打ちをうけたイザナミは怒ります。
(ナミ)「愛おしいあなたがそういうことを言うなら、私は人間を1日千人殺します」
(ナギ)「ならば私は一日千五百の産屋を建てよう」
こうして毎日千人の人が死に、千五百人の人が生まれてくるようになったのでした。
もちろんこの場合の千人は「多くの人」、千五百人は「それ以上の多くの人」ぐらいの解釈がいいでしょう。
Desde entonces los melocontones tienen unas fuerzas sagradas.
以来、桃は神聖な力を持った果物とされている。
(補足)スペイン語版はどんだけ端折ってるんだ?!って感じですが、元はと言えば、シリーズ『古事記 de español』は、28歳のスペイン人に節分とか桃太郎の説明をするために始めたことなので、「イザナギが黄泉比良坂で桃を投げて化け物を退治した」ということが分かればOK。No pasa nadaです。
ということで、次回は少し古事記から離れて『桃太郎』か「節分」の話(en espanol)をしたいと思います。
Hasta pronto.