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スペイン語の復習にはちょうどいい『はじめてのスペイン語』

はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)

はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)

スペイン語を勉強したことがある人とっては、いい復習になるし、
読み物としてもそれなりに楽しめる『はじめてのスペイン語』。

だけど、本当にスペイン語が初めての人には厳しい内容だと思う。


特に「第1章 スペイン語の文字と発音」なんて、
軟口蓋無声摩擦音だとか歯茎弾き音だとか、
言語学の音声・音韻論やってないと分からないでしょ?!って内容になっちゃってるから、
きっと、第1章の途中でBOOKOFFに向かう人が多いはず。


この本で興味深いのは、最後の第5章が一番簡単で楽しめる内容になってるんだよね。
スペインの子供が覚えるスペイン語ってことで、
「パパ」「ママ」から始まって、数字、時刻、曜日、月、最後が感嘆文。


だから、本書のおすすめの読み方は、5章→4章→3章→2章→BOOKOFF
音声学に興味がある人は1章も楽しめるかもしれないけど。


そんな感じ。


ちなみに、お母さんを意味するママは、スペイン語だとmamáで、
後ろの音節にアクセントがあるから、発音は「ママ―」となる。
それを間違えて英語のように「mama(ママ)」と発音してしまうと、
動詞mamar(おっぱいを吸う)の二人称単数túに対する命令形となってしまって、
「きみ、おっぱいを吸って」って意味になってしまうらしいから、

気を付けよう。