変化を受け入れずに何も行動しなかったヘムのその後の物語『迷路の外には何がある?』
『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語
- 作者:スペンサー・ジョンソン
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
『チーズはどこへ消えた?』を読んだ人は多いと思うけど、
その後の物語も読んだっていう人はあんまりいないでしょ?
物事の変化を受け入れることができずに、
「われわれには権利がある」ヘムはきっぱり言った。
「何に対する権利?」
「われわれのチーズにだよ」
「どうして?」
「この事態はわれわれのせいじゃないからだ。
誰かほかの者のせいなんだから、われわれは
こうなったことで何かもらうべきだ」
(『チーズはどこへ消えた?』P32)
自分の信念に固執し、仲間の意見を聞き入れず、
「だぶん」ヘムが言った。「腰を下ろして事態を
見守っていたほうがいいんじゃないかな。
いずれチーズは戻ってくるはずだ」
(『チーズはどこへ消えた?』P36)
何の行動も起こさずに、その場に留まり続けるヘム。
しかし、いくら待っても事態が好転することはなかった。
何かしなければならなかった。
家にこもって待っているだけではだめだ。
迷路に出ていって、チーズを探さなければならない。
(『迷路の外には何がある?』P22)
なぜヘムは変化を受け入れることができなかったのか?
なぜヘムは何も行動することことができなかったのか?
迷路へと踏み出したヘムが経験する変化や発見を通して、
人生でより多くのことを得るための考え方・方法を示す。
(マーク・トウェイン)「トラブルに巻き込まれるのは、
あなたが知らないことのためではない。
間違っていることを事実と思いこんでいるためである」
(『迷路の外には何がある?』P85)