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メキシコ(2020.5月中旬以降~)やら、国際協力やら、日本語教育やら、読書記録やら…を綴るブログ

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変化を受け入れずに何も行動しなかったヘムのその後の物語『迷路の外には何がある?』

チーズはどこへ消えた?』を読んだ人は多いと思うけど、
その後の物語も読んだっていう人はあんまりいないでしょ?


物事の変化を受け入れることができずに、

「われわれには権利がある」ヘムはきっぱり言った。
「何に対する権利?」
「われわれのチーズにだよ」
「どうして?」
「この事態はわれわれのせいじゃないからだ。
 誰かほかの者のせいなんだから、われわれは
 こうなったことで何かもらうべきだ」
(『チーズはどこへ消えた?』P32)


自分の信念に固執し、仲間の意見を聞き入れず、

「だぶん」ヘムが言った。「腰を下ろして事態を
 見守っていたほうがいいんじゃないかな。
 いずれチーズは戻ってくるはずだ」
(『チーズはどこへ消えた?』P36)


何の行動も起こさずに、その場に留まり続けるヘム。
しかし、いくら待っても事態が好転することはなかった。

何かしなければならなかった。
家にこもって待っているだけではだめだ。
迷路に出ていって、チーズを探さなければならない。
(『迷路の外には何がある?』P22)


なぜヘムは変化を受け入れることができなかったのか?
なぜヘムは何も行動することことができなかったのか?


迷路へと踏み出したヘムが経験する変化や発見を通して、
人生でより多くのことを得るための考え方・方法を示す。

マーク・トウェイン)「トラブルに巻き込まれるのは、
 あなたが知らないことのためではない。
 間違っていることを事実と思いこんでいるためである」
(『迷路の外には何がある?』P85)

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